広島ドラ1岡田 新井先輩の前で迫力の40球

[ 2016年1月21日 05:30 ]

2度目のブルペンで力強い投球を披露する広島ドラフト1位の岡田

 広島のドラフト1位・岡田明丈投手(22=大商大)が20日、大野練習場で2度目のブルペン入り。合同自主トレに初参加し、新人の投球練習を見守った新井を威力あるボールでうならせた。春季キャンプでは大先輩を封じ、開幕1軍切符をゲットする意気込みだ。

 「(新井さんに)見られているな…と。結構、目が合いました。徐々に慣れていこうと思います」

 前回18日は直球のみだったが、この日は4種類の変化球も交え捕手を立たせたまま約40球。視線を感じながらも、逆に威圧してみせた。通算2000安打まで残り29本の実力者をして「力強い球を投げる」と言わしめ、右腕はニッコリ。新井斬りにも意欲を燃やした。

 「力強い球は自分の持ち味なので、そう言っていただけるのはありがたい。これから対戦する機会もあると思う。しっかり抑えていきたいです」

 春季キャンプ中のフリーやシート打撃、紅白戦をにらんだ発言。ベテランは調整の段階だとしても、抑えれば自身の対外試合登板に弾みがつき、開幕1軍切符がグッと近づくのは自明の理だ。

 岡田は“金言”にも反応した。しっかり食べ、しっかり練習する―。新人に送った新井のエールに「バランスが大事だと思いますが、追い込める時は追い込みたい」。自分を見失わず、即座に“バランス”と口にするあたりが頼もしい。

 19日の休日を挟み、2度目のブルペン。「前回よりよかった。そろそろ捕手を座らせようと思います」。即戦力右腕のペースが上がってきた。(江尾 卓也)

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2016年1月21日のニュース