ヤクルト 西浦、寒さなんの「大引イズム」で定位置奪取だ!

[ 2016年1月21日 17:01 ]

戸田市内の2軍施設で自主トレをしたヤクルト・西浦

 ヤクルトの西浦直亨内野手が21日、埼玉県戸田市内の2軍施設で自主トレを行った。20日に自主トレを行っていた米ハワイから帰国したばかり。20度近い気温差となる寒空の下、キャッチボールやノックで汗を流した。

 ハワイでは同僚の大引に弟子入り。藤井とともに「大引チルドレン」1号として、8日から1日7時間ほどに及ぶメニューをこなし、みっちり鍛え上げた。また生活面でもコンドミニアムを借りて一つ屋根の下。食事や洗濯などは大引の夫人による全面サポートを受け、練習に打ち込んだ。

 法大の先輩にもあたる大引との合同自主トレに、西浦は「基礎を大事に練習した。大引さんはレギュラーでずっとやってきた選手で、この時期に基礎をしっかりやるのは大事なことと認識できた」と充実の表情。またノックでの失策をしない姿に「何としてもつかんでやる、という気持ちが伝わった。そういう気持ちの強さは必要」と存分に「大引イズム」を吸収した。また技術練習に加え、公園でのランニングや砂浜ダッシュなどにも時間を割いた。上半身裸で走り込んだそうで「真っ黒に日焼けしました」と笑顔を見せた。

 お世話になった先輩は、シーズンが始まればポジションを争うライバルにもなる。「大引さんだけではないが、いい競争をして高め合っていくことがチームにいい刺激になる。追い越すくらいの気持ちです」と表情を引き締めた。昨季は26試合の出場に終わった。プロ3年目へ「とにかくしっかり1軍でやります。昨年は優勝に貢献できなかったので、今年はその輪に入れるようにしたい」と強い決意を示した。

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