阿部　超スロー調整宣言　キャンプでの捕手練習も解禁へ

宮崎に向けて出発する阿部はＶサイン

　巨人・阿部が自主トレのため、羽田から全日空便で１次キャンプ地の宮崎に出発。プロ最遅ともいえる超スロー調整を宣言した。

　「自分が焦るくらいのペースでやってみようかなと。時間をかけてやらせていただこうかなと思っています」

　高橋新監督から特別班として別メニュー調整を任される春季キャンプ。昨年、開幕直後の４月下旬に右太腿裏の肉離れで離脱した反省を生かす。宮崎キャンプでの仕上げ方については「５０％でいいでしょう。例年１００％に持っていっちゃうから途中でガタがくる」。沖縄２次キャンプでも７０％程度の状態までに抑える意向だ。一方、捕手での起用増が期待されることから「ちょっと、やっていなさすぎる」と２年ぶりにキャンプでの捕手練習を解禁する予定だ。

　スペシャル（特別）班で、まったりと…が阿部のプラン。「キャンプで凄くても評価されない。打ちゃあいいんだよ。数字だよね」。昨年、わずか１５本塁打に終わった主砲は、そう誓った。（春川　英樹）