オコエら楽天9新人、東日本大震災被災地を訪問「プレーで元気を」

[ 2016年1月21日 15:20 ]

東日本大震災慰霊の塔を前に楽天の新人選手たちが説明を受ける

 楽天のドラフト1位・オコエ瑠偉外野手(18=関東第一)ら新人9選手が21日、東日本大震災の被災地を訪問。津波による甚大な被害を受けた宮城県名取市の閖上地区で慰霊碑に手を合わせ、犠牲者を悼んだ。

 閖上地区では700人を超える市民が亡くなり、閖上中では生徒14人が犠牲になった。旧閖上中は現在、解体工事が進められており、平成30年4月に移転先に新校舎が完成する。

 震災発生時、中学生だったオコエは「卒業式の予行演習を体育館で行っていて、東京でも強い揺れだったのでびっくりした」といい、被災地の現状を見て「想像していた以上にひどかった」と神妙な面持ち。「自分にできることは、自分のプレーで元気づけること。皆で協力して復興を支援したい」と語った。

 2位・吉持亮汰内野手(22=大商大)も「今生きていることがどれだけ幸せかを改めて思った。被害にあわれた方々を野球で勇気づけられるよう頑張っていきたい」と話した。

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2016年1月21日のニュース