西武飛躍の吉兆!?渡辺SDが遭遇した神秘的な出来事

[ 2016年1月14日 10:15 ]

昨年2月、談笑する西武・渡辺SDとソフトバンクの工藤監督

 2016年は、西武にとって飛躍のシーズンになるかもしれない。渡辺久信SDが、吉兆とも思える神秘的な出来事と遭遇したという。球団の仕事始めだった1月4日、西武第二球場で報道陣にこんなエピソードを明かした。

 「年末に群馬のあるゴルフ場に行った時のことなんだけど、ラウンド中に突然、ニホンカモシカがコースを横切っていったんだよ。体がグレーだったので、シカではなくカモシカだとすぐに分かった。なかなかお目にかかれないからね。吉兆かも知れないね」

 かつて「黄金時代」を築いた西武も、近年は不振が続く。昨季はシーズン途中の「悪夢の13連敗」もあって4位に終わり、2年連続でBクラスに沈んだ。選手個人の成績に目を向けると、秋山翔吾がシーズン216安打のプロ野球記録を樹立。中村剛也が本塁打王と打点王のタイトルを手にしており、十分に上位争いに割って入るだけの戦力は備えている。

 昨季のパ・リーグのCSファイナルを戦ったソフトバンク・工藤公康監督とロッテ・伊東勤監督はともに西武OBで「黄金時代」を支えた主力メンバーだ。工藤監督は就任1年目でチームを日本一へと導いた。かつてのチームメートでもある渡辺SDや田辺徳雄監督は、日本一奪還に向けて並々ならぬ闘志を燃やしていることだろう。

 ニホンカモシカは国の特別天然記念物で、跳躍力が高いことでも知られている。渡辺SDの前に姿を見せたカモシカが、チームの今季順位のジャンプアップを予言する「お告げ」だったと言えるかどうか――。栄冠のペナントを懸けた長くて熱い戦いを見据えた春季キャンプ(宮崎・南郷)が、間もなく始まろうとしている。(記者コラム・重光晋太郎)

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2016年1月14日のニュース