ヤクルト3位・高橋は竹野内豊似のイケメン 苦境でも笑顔

[ 2016年1月14日 11:30 ]

ヤクルトのドラフト3位・高橋奎二

 11日に埼玉県戸田市の戸田球場で行われたヤクルトの新人合同自主トレ3日目。200メートル走のラスト10本目だった。高橋が「ちくしょー!」と絶叫すると、笑顔をつくったまま駆けた。「苦しい時も笑ってろと(龍谷大平安の)原田監督に言われていたので。高校の時はピンチでもマウンドで笑っていました」。新人6人中トップで走り抜けた。

 俳優・竹野内豊に似たイケメン。あどけない笑顔が人気を呼び、練習後にはサインを待つ女性ファンが列をつくるほどだ。人気だけではない。将来のエースと嘱望される左腕は顔の高さまで右足の爪先を上げるダイナミックなフォームから最速145キロの直球、スライダーを投げ込む。

 「利き手をケガしてから人生が変わった」。まさにケガの功名だった。高校1年の8月に左手親指を骨折。投げられない時期は体幹トレーニングに励んだ。完治後に他の投手をまねて右足を高々と上げて投げると、肩関節など体の柔軟性が生きた。120キロ台前半だった直球は135キロを軽く超えた。10月に新フォームで打撃投手を務めると、回転数が多く、切れが増した球を主力が打てない。故障した他の投手と入れ替わってベンチ入り。投手陣の中心で近畿大会を制すると、その4カ月後の14年センバツで全国優勝と一気に駆け上がった。

 京都出身で付いた異名が「古都のライアン」。「しっかり体をつくって、数年後はヤクルトのエースになりたい」。笑顔と独特のフォームを武器に、プロの世界でも頂点を狙う。 (平尾 類)

 ◆高橋 奎二(たかはし・けいじ)1997年(平9)5月14日、京都府亀岡市生まれの18歳。篠少年野球クラブで軟式野球を始め、東輝中でも所属。龍谷大平安では3度甲子園に出場。2年春はチーム最多の23回2/3を投げ、同校をセンバツ初優勝に導いた。好きな歌手は三代目 J Soul Brothersと西野カナ。遠投100メートル、50メートル走は6秒3。1メートル78、72キロ。左投げ左打ち。

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