イチ恒例新人いじり ベンツで入寮の角屋に「アホやな~」

[ 2016年1月14日 06:49 ]

田口二軍監督(左)の前を通り過ぎる角屋

 マーリンズのイチロー外野手(42)が13日、自主トレーニング中のほっともっと神戸で古巣のオリックス新人選手と対面した。授業のため帰京中のドラフト3位・大城(立大)以外の11人に声をかけ“イチ流”の“新人ほぐし”を披露した。

 恒例行事となった後輩とのご対面。全員が直立不動の中、先頭を切ってあいさつした同8位の角屋(ジェイプロジェクト)に対し、「ジェイプロジェクトはどこ?」と聞き、「愛知です」と自身の出身地が出たことで思わず笑顔に。続けて「出身地は?」に「岐阜です」の返答には、すかさず「中途半端やな~」とツッコミを入れ一気に場が和んだ。さらに関係者からベンツを買って入寮したことを聞かされると「アホやな~」の声に、どっと笑いが起こった。

 同6位・佐藤世(仙台育英)には「(甲子園)準優勝だよね」。身長1メートル90の同10位・杉本(JR西日本)には「体デカくてよかったね」と言葉をかけ同9位・赤間(鷺宮製作所)が福島出身と言うと「(震災は)大丈夫なの」と気遣う場面もあった。同1位の吉田正(青学大)から「オリックスだからこそ(生で)見ることができた。いい経験になりました」と感激され、その他のルーキーからも「気さくでした」「感動した」といった言葉が聞かれた。

 この日は天候が不安定で、打撃の手本などを見せる機会はなかった。そんな中でオリックス時代の95、96年の優勝メンバーで打撃練習を見守った福良監督が「元気そうだった。3000安打は必ず今年中にと言っていた」と明かしたように、残り65本と迫った大台到達に自信を持っているもよう。同メンバーで今回のセッティングに一役買った田口壮2軍監督は「(選手は)会うだけで何か感じるでしょう」と感謝した。(水口 隆博)

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2016年1月14日のニュース