山本昌氏 要領のススメ「抜くこと覚えて」厳しいハッパも

[ 2016年1月13日 06:20 ]

壇上で後輩たちにメッセージを送る山本昌氏

NPB新人選手研修会

 昨季限りで32年間の現役生活にピリオドを打った元中日の山本昌氏(50)が講義を行い、「まともにキャンプを過ごしたら壊れる。どこかで抜くことを覚えてください。手抜きではなく要領の勧め。無理をしてケガだけはしてほしくない」と後輩を思いやった。

 また、自身がドジャース傘下1Aに野球留学したプロ5年目まで芽が出なかった経験から「6年後にここにいる3分の1はプロ野球界にいないでしょう。焦る必要はないが、思ったより時間はない」とした上で、「1軍と2軍の選手の差は平均点の差。1軍はシーズンを通しての成績を求められるので、調子が悪い時にどれだけできるか」と助言した。

 ロッテのドラフト1位・平沢(仙台育英)は球界のレジェンドの金言に「きっかけ一つで変われるというのが印象的だった。自分も40歳ぐらいまでは現役でいたい」と感銘を受けた様子だった。

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2016年1月13日のニュース