藤浪“独り立ち”トレ 脱マエケンで筋力強化

[ 2016年1月13日 05:55 ]

鳴尾浜球場の外野を走り込む藤浪

 猛虎の若きエースは誰もいない昼下がりの鳴尾浜球場で黙々と走り込んだ。新人合同自主トレが休日だった12日、藤浪は単身でトレーニング。ドジャース・前田(当時は広島)との合同自主トレに志願参加した昨年同時期とは違い、自分で考えて自分で動く「自立トレ」で春季キャンプに備える考えを示した。

 「前田さんが忙しかったのでたまたま一人になったけど、一人でできないことはない。自分でメニューも組めるんで」

 午後1時30分頃にグラウンドに現れると、ボールこそ握らなかったが、ランニング、ポール間のダッシュで汗を流した。その後は約2時間、一人でトレーニングルームに“籠城”。みっちりと筋力強化に励んだ。

 「(筋トレは)パフォーマンスを上げるため。メニュー自体は(これまでと)そんなには変わらない。自分で勉強したこともあるし、誰かに教わったこともある。基本的にはそんなにやることは変わらないんで」

 このオフのテーマの一つに挙げていた体重アップは、すでに目標だった95キロに到達。キャンプインまでにさらなる増量も視野に入れている。鳴り物入りで入団した右腕も今年で4年目。過去3年間の経験から、この時期の自分が何をすべきかは頭にある。今後も基本的には鳴尾浜球場で自主トレ予定で、焦らず緩まず体を仕上げていく。(山添 晴治)

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2016年1月13日のニュース