まさかのどんでん返し…阪神ドラ1高山 プロでも“脱・安打製造機”に

[ 2015年10月23日 05:30 ]

1位指名の高山(左)と2位指名の坂本(右)と肩を組む金本監督

プロ野球ドラフト会議

(10月22日)
 ヤクルトから阪神に交渉権獲得球団が変わるどんでん返し。会見場で隣の善波達也監督と2度、握手することになった。

 今秋の東京六大学リーグ戦で明大の先輩・高田繁(現DeNA・GM)が持つリーグ記録127安打を48年ぶりに更新し、通算131安打。「神宮の安打製造機」のプロでの主戦場は、甲子園になった。日大三3年夏に全国制覇した場所で「いいグラウンドでこれからもやれるのでワクワクしている」と切り替えた。

 早速、金本新監督から指名あいさつを受け「将来のクリーンアップを目指せ」とエールを送られた。高校時代は通算32本塁打を放っており「大学でスタイルを変えてヒットを打ちにいっていた部分もあるので、そういう選手(長距離砲)になりたい」と「脱・安打製造機」を誓った。

 右手有鉤(ゆうこう)骨骨折が21日に判明し、26日に手術を受ける。復帰まで2カ月程度かかる見込みだが、「金本さんのように長く野球人生を歩めるような選手になりたい」と「鉄人」の後継者を目指す以上は、骨折なんかに負けていられない。 (渡辺 剛太)

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2015年10月23日のニュース