阪神・和田監督は今季限り 順位確定後に発表 続投条件果たせず

[ 2015年9月28日 22:50 ]

 阪神の和田豊監督(53)が今季限りで退任することが確実となり、順位が確定後に発表される見通しとなったことが28日、球団関係者への取材で分かった。球団は続投の条件を「優勝争いをして2位以上」としていたが、22日に3位に転落し、27日には優勝が消滅。まだ2位の可能性は残しているものの、シーズン終盤に失速して優勝争いから脱落したことで続投条件を果たせなくなっていた。

 阪神は23日に中村勝広ゼネラルマネジャーが急死したことを受け、フロント幹部が今後の編成部門などについて会談し、監督人事についても方針を固めた。後任の有力候補にはOBの金本知憲氏(47)が挙がっており、全日程の終了を待って人選が本格化する。

 序盤に低迷した今季は交流戦後に巻き返し、夏場からヤクルト、巨人と優勝争いを繰り広げた。しかし、今月18日からの12連戦は現在3勝8敗で、ここ2年と同じくシーズン終盤の勝負どころで踏ん張れなかった。

 和田監督は就任1年目の2012年に5位の後、2年連続で2位。昨季はクライマックスシリーズ(CS)を勝ち抜き、日本シリーズに進出したが、ソフトバンクに屈した。

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2015年9月28日のニュース