大谷3冠当確!8回12K零封 ダル&マーに並んだ高卒3年目15勝

[ 2015年9月28日 07:50 ]

<オ・日>7回2死、川端を三振に打ち取り、雄叫びを上げる大谷

パ・リーグ 日本ハム2-0オリックス

(9月27日 京セラD)
 134球目。日本ハム・大谷が最後に選んだ球種はスライダーだった。2―0の8回2死一、二塁。初回に中前打されていた2番・岩崎に対し、2ボール2ストライクから膝元に鋭く落として、空振り三振に仕留めると、大きく吠えた。

 「スライダーしか使える球種がなかった。(岩崎は)打ち取る自信がなかったけど、抑えることができて良かった」

 直球は最速160キロを計測したが、引っ掛ける球も目立ち、決め球のフォークは浮いた。それでも8回を3安打無失点に封じた。軸となったスライダーは40球も投じ、全体の29・9%。毎回の12三振を奪い、このうち7つがスライダーだった。オリックスにはプロ入り以来、無傷の6連勝だ。

 ロッテ・涌井らとの差を2に広げる両リーグトップの15勝目。高卒3年目では、09年の楽天・田中(現ヤンキース)以来、球団でも07年ダルビッシュ(現レンジャーズ)以来の快挙となる。メジャーで活躍する偉大な先輩に肩を並べ「そういう数字に近くなるのは自信になる」とうなずいた。

 大谷は尊敬する投手にダルビッシュを挙げるが、打者として衝撃を受けた投手には「やっぱり田中さんは凄かった」と答える。新人だった13年に11打数無安打とまるで歯が立たず「スプリットの落としどころが良い」と驚がく。あれから2年。「勝ち数だけで実力がどうというわけではない」と言うが、着実に大投手への道を歩んでいる。

 勝ち星だけでなく、防御率も2・24まで下げ、オリックスの西(2・47)との差を広げた。勝率も含め、投手部門3冠は当確。大谷は昨オフ、中田から「15勝をクリアしたら何でも好きなものを買ったる」とノルマを課されていたが、そのご褒美だけでなく、タイトルもほぼ手中に収めた。

 レギュラーシーズン最終登板は10月4日のロッテ戦(QVCマリン)が有力。CSへの調整登板となるため、トップの楽天・則本(197)に1差に迫った奪三振のタイトルは厳しいが、大谷は「まだ登板があるので、一戦一戦頑張る」と言った。飛躍の3年目はまだ終わらない。(柳原 直之)

 ▼日本ハム・栗山監督(タイトル獲得へ)ゼロに抑えなきゃいけない試合で、我慢できた。

 ≪10度目2桁K 野茂超え右腕最年少≫大谷(日)が15勝目。高卒3年目までに15勝は、09年田中(楽)が3年目に15勝して以来で、チームでは07年のダルビッシュに次ぎ6人目だ。この日は今季10度目のゲーム2桁となる12奪三振。2桁奪三振をシーズン10度以上は、11年ダルビッシュ、田中(楽)以来14人目で21度目。21歳シーズンでの達成は、68年江夏(神)の20歳に次ぎ、56年梶本(阪急)に並ぶ年少2位で、右腕では90年野茂(近鉄)の22歳を抜く最年少記録になった。

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