西武・西口が引退登板 宝刀スライダーで観客沸かせた

[ 2015年9月28日 19:47 ]

<西・ロ>5回2死から登板した西口は、井口に四球を与え降板、レフトスタンドの大歓声に手を上げて応える
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パ・リーグ 西武―ロッテ

(9月28日 西武プリンスドーム)
 今季限りでの現役引退を発表した西武・西口文也投手(42)が引退登板を28日のロッテ戦で行った。

 2―3と僅差の5回2死から先発の菊池に代わる救援投手に西口の名が告げられた。この場面での出番は想定していなかったのか、ブルペンで「俺?」と周囲に聞くなど少し戸惑っている様子を見せたが、気持ちを切り替えてマウンドに向かった。

 現役最後の対戦打者は井口。西口は3ボール2ストライクの6球目、ウイニングショットのスライダーを投じたが惜しくも外れて四球に。ここで田辺監督が投手交代を告げると西武プリンスドームの観客から西口コールが起こった。西口は声援に包まれながらファンに手を振りベンチに下がった。

 1994年ドラフト3位で立正大から西武に入団。96年から7年連続2桁勝利を挙げるなど21年間で182勝を積み重ねた名投手が西武一筋のプロ生活を終えた。

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