ヤクルト・館山 814日ぶり復帰登板は5回途中4失点で降板

[ 2015年6月28日 16:05 ]

<ヤ・巨>814日ぶりに登板したヤクルト・館山

セ・リーグ ヤクルト―巨人

(6月28日 神宮)
 ヤクルトの館山昌平投手(34)が28日の巨人戦(神宮)で2013年4月以来となる復帰登板を果たした。毎回走者を背負いながらも4回まで無失点と粘投したが5回、高橋由に同点3ランを浴びるなど、4回0/3を7安打5四死球4失点だった。

 2013年と昨年の右肘じん帯再建手術を乗り越え、13年4月5日のDeNA戦(神宮)以来814日ぶりに戻ってきた1軍マウンドで、館山が存在感をみせた。

 初回。先頭・長野に対する1球目は146キロのストレート。大歓声が沸き起こる中、2球で追い込むと、142キロのストレートで3球三振に斬って取った。続く立岡には中前打を許し、坂本、阿部に連続四球で1死満塁のピンチを背負ったが、高橋由を空振り三振、堂上を二ゴロに打ち取り無失点で切り抜けた。

 2回は1死から相川に中前打されたが、後続を打ち取った。3回には1死から坂本の左中間二塁打と四死球で2死満塁とされたが、村田を遊飛に抑えた。

 4回は相川の三塁内野安打でこの日初めて先頭打者の出塁を許したが、犠打で1死後、長野を遊ゴロ、立岡を中飛と踏ん張った。

 だが、打線の援護で3点をリードしていた5回につかまった。坂本の右前打と四球で無死一、二塁のピンチ。続く高橋由に左中間へ4号3ランを浴びた。さらに堂上に左中間二塁打を打たれたところでベンチが動き、99球で降板。2番手・秋吉が1死三塁から相川に右犠飛を許して勝ち越し点を奪われた。

 打線はその裏、山田の左越え14号2ランで逆転。館山の黒星の可能性を消した。

 館山は「四死球が多く、なかなかリズムをつかむことができなかった。先発の役割を果たすことができず、課題もいっぱい見つかったが、満員の神宮に帰ってこられてよかった」と話した。

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2015年6月28日のニュース