初回押し出し連発…中日・武藤 試合中に名古屋に“強制送還”

[ 2015年6月28日 08:10 ]

<広・中>初回1死一、二塁、1死しか取れずに3点を失い、降板を告げられる武藤(左端)

セ・リーグ 中日4-6広島

(6月27日 マツダ)
 投壊が止まらない。中日先発の武藤が初回から大乱調で、2つの押し出しなどでいきなり4失点。犠飛による1死しか取れずに降板すると、試合中に名古屋に「強制送還」された。3―4の8回には不振の又吉が2点を失いとどめを刺された。

 「初回と最後の失点が大きい。(武藤は)今のところチャンスがなくなったということ。名古屋に返しました」

 谷繁兼任監督は努めて淡々と振り返った。2軍落ちとなった武藤の背信も痛いが、又吉らリリーフ陣の状態も深刻だ。25日までのヤクルト3連戦では7、8、9回に3試合で計18失点。友利投手コーチは「ピッチングスタッフは末期症状。やっていく中で(状態を)上げていくしかない」と顔をしかめた。4連敗で借金は最多の8まで膨らむなど光が見えない。

 ▼中日・杉山(2回に広島・前田健から左越え3ラン。3年目でのプロ1号)1点でも早めに取らないと、と思っていた。でも、初回の4失点を(捕手として)反省しないと。

 ▼中日・森野(3回の右前打で史上118人目の1500安打達成)ここを目指してきたわけじゃないが、こつこつやってきた結果。ケガが多い中、いろんな人に支えられたおかげ。

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