打つだけじゃない!守備でも福留 満塁ピンチに“ライトゴロ”

[ 2015年6月28日 08:14 ]

<神・D>4回1死満塁、福留は井納の右前への打球を処理し二塁封殺

セ・リーグ 阪神5-3DeNA

(6月27日 甲子園)
 打撃だけではない。阪神・福留は守備でも魅せた。

 劣勢の4回、1死満塁の窮地で投手の井納を迎えた局面。ハーフライナーで飛んだ打球は前進守備を敷いていた二塁手・上本の頭上を越えて右前へ。定位置よりも浅い場所に守っていた福留が素早く反応した。冷静に状況を見極め、スタートの遅れていた一塁走者・高城を二塁封殺。“ライトゴロ”を成功させ、最少失点で切り抜ける立役者となった。

 「守りでリズムを作っていくのがチームの特徴なので」。本人は誇らず当然のように振り返っても、経験豊富な名手ならではの状況判断と的確な動きを見せつけた。中日時代にはゴールデングラブ賞を4度獲得。38歳となった今季も無失策を誇るなど往年の守備力に衰えはない。頼れるベテランは攻守両面で欠かせない存在だ。

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