マイコ G助っ投史上初月間2度目1―0完封「自信になる」

[ 2015年6月28日 05:30 ]

<ヤ・巨>完投勝利に相川(手前)と歓喜するマイコラス

セ・リーグ 巨人1-0ヤクルト

(6月27日 静岡)
 9回、最後の打者ユウイチを149キロ直球で空振り三振に仕留めると、巨人・マイコラスは会心のガッツポーズだ。

 「最高の形で締められてうれしい」。わずか2安打での無四球完封で4勝目。「チームがスランプだから、何か変えようと思った」とズボンの裾を上げるクラシックスタイルでマウンドに上がった。直球の最速は154キロ、得意のカーブは最も遅くて114キロ。実に40キロの球速差で幻惑し、三塁を踏ませなかった。

 4日のオリックス戦(東京ドーム)でも1―0で完封。同じ月で2度は巨人の外国人初の快挙だ。原監督は「変化球、制球、全てにおいて良かった。1―0で守ってくれるのはありがたい。そのうち(打線が)お返ししますよ」と感謝した。

 芸能界デビューが決まったローレン夫人(27)は東京都内の自宅でテレビ観戦。ツイッターで試合中に応援コメントをつづり、試合後は「勝った!きょうのディナーはチキンよ!おめでとう、格好いい!大好き」とメッセージを寄せた。

 母国の英雄、ベーブ・ルースもプレーした草薙球場での快投。「ルースが相手じゃなくてよかった」と冗談めかした後、「歴史のある球場だし感慨深い。(この1勝は)チームにも大きいし、自分の自信にもなる」と胸を張った。(大林 幹雄)

 ▼巨人・斎藤投手コーチ(マイコラスについて)救世主現る。言うことないでしょ。

 ≪G助っ投史上初≫マイコラス(巨)が4日オリックス戦に次ぎ今月2度目の1―0完封勝利。巨人で月間2度の1―0完封は46年5月藤本、73年9月高橋一、75年8月玉井、89年6月槙原、92年8月斎藤に次いで23年ぶり5人目。チームの外国人投手では88年ガリクソンが7、8月と年間2度記録しているが、月間2度はマイコラスが初めて。

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