混セ2・5差に4チーム!首位・巨人 今季ワースト5連敗

[ 2015年6月11日 05:55 ]

<日・巨>打てない…。9回、険しい表情で見つめる(左から)川相ヘッドコーチ、原監督、村田打撃コーチ

交流戦 巨人0-3日本ハム

(6月10日 札幌D)
 試合後のベンチ裏に、首位チームらしからぬ重苦しい空気が流れた。巨人は今季ワーストの5連敗。6月の平均得点は約1・9点と、打線に上昇の兆しが見られないままだ。

 原監督が「うちの主軸選手だし、せめてストライクを振ってほしかった」と嘆いたのは、2点を追う4回、1死一、三塁での長野だ。いずれもボール気味の球に手を出して3球三振。長野も「ちょっと強引にいきすぎた。あそこの場面が全て。1点でも取れれば流れが変わった。智之(菅野)に申し訳ない」と、今季6度目の零敗を喫した責任を背負った。

 6回2死一、二塁では相川が左前打を放ったが好返球にあいアンダーソンが本塁憤死。川相ヘッドコーチは「2回(点を)取るチャンスがあったが取れなかった。当然、苦しい戦いになる」と振り返った。チーム打率・236、チーム得点数195は、いずれもリーグ5位。両リーグトップの防御率2・67を誇る投手陣が支えてきたが、首痛の阿部を欠く打線が奮起しなければ、状況は好転しない。

 これで28イニング連続で適時打なし。指揮官は「あと一本が出ないね」と話し、2試合連続無安打に終わった4番の坂本は「切り替えて頑張ります」と言葉少なに球場を引き揚げた。4位・ヤクルトにも2・5ゲーム差に迫られた。踏ん張りどころを迎えている。

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