広島・田中 走者一掃二塁打X2 03年野村以来チーム12年ぶり

[ 2015年6月11日 05:30 ]

<西・広>10回2死満塁、走者一掃の右翼線適時二塁打を放つ田中

交流戦 広島8-4西武

(6月10日 西武D)
 広島・田中が自身最多となる1試合6打点を挙げ、延長戦を制する原動力になった。6回2死満塁から右翼線へ走者一掃の二塁打。4―4の10回に新井が勝ち越し打を放った後、2死後の満塁機で再び右翼線へ3人の走者を還す二塁打を放った。

 白星を引き寄せる一打に「うまく反応できた」。1試合2本の3点二塁打は、球団では03年4月26日阪神戦(甲子園)の野村謙二郎(現スポニチ本紙評論家)以来だった。

 リリーフ転向後初登板となった大瀬良が8回に2点差を追いつかれる苦しい展開の中で、勝負強さを発揮。満塁では今季5打数4安打、打点10だ。過去2戦は無安打と振るわず、この日は、4月25日から座っていた1番から7番へ。「チャンスで(走者を)還す役目ができた」と満足げに振り返れば、緒方監督は「チームを救ってくれたのは新井と広輔(田中)」と称えた。

 ▼広島・新井 前進守備だったので、前に飛ばせば何とかなるくらいの気持ちだった。

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