上武大 43年ぶり大会タイ7連打!早朝4時から打撃練習で雪辱

[ 2015年6月11日 05:30 ]

<東農大北海道オホーツク・上武大>2回2死二、三塁、上武大・豊原は二塁打を放ち、大会タイ記録の7者連続安打をマーク

全日本大学野球選手権第3日・2回戦 上武大9―0東農大北海道オホーツク

(6月10日 東京ドーム)
 2回戦6試合が行われ、8強が出そろった。2年ぶりの優勝を狙う上武大は東農大北海道オホーツクに9―0で快勝。打線が2回に1972年の慶大以来、43年ぶりとなる7者連続安打の大会タイ記録をマークし、8得点を挙げた。昨年準優勝した神奈川大は、浜口遙大投手(3年)が皇学館大相手に3安打完封勝利を挙げた。きょう11日は準々決勝4試合が行われる。

 記録ずくめのリベンジだった。0―0の2回、1点を先制し、なおも2死二塁。我如古(がねこ)が中越え適時三塁打を放つと、もう止まらない。43年ぶりとなる大会タイ記録の7連打。この回8点を奪い、7番の豊原は三塁打と二塁打で大会史上6人目となる1イニング2安打をマークした。

 「絶対に負けられなかった。リベンジできてよかった」。対戦した東農大北海道オホーツクは昨秋の明治神宮大会2回戦で敗れた相手。スコアは2―3で適時打を一本も打てなかった。「あの時の悔しさを持って練習してきた」と谷口英規監督。雪辱を期し、この日は群馬の大学内の寮で午前3時30分に起床した。4時から室内練習場で1時間の打撃練習を行い、2時間かけて東京ドームに到着。打線は午前9時開始の試合で、序盤からエンジン全開だった。

 投げても山下と石井のリレーで完封し、7回コールドの圧勝。好リードで攻守にわたって貢献した豊原は「次も序盤から打ちたい」と、11日の準々決勝・九産大戦を見据えた。2年ぶりの日本一に向け、記録的猛打で勢いづいた。

 ▼東農大北海道オホーツク・井口(今秋ドラフト候補右腕。登板せずに敗れ)網走に戻って(ユニバーシアード大学日本代表で)しっかりパフォーマンスができるように調整をしたい。

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