2対2トレード狙いは…中継ぎ強化の巨人と外野強化の日本ハム

[ 2015年6月11日 09:10 ]

巨人から日本ハムへのトレード移籍が発表され取材に応じる矢野

 巨人の矢野謙次外野手(34)、須永英輝投手(29)と、日本ハムの矢貫俊之投手(31)、北篤外野手(26)の2対2の交換トレードが成立し、両球団から10日に発表された。中継ぎ強化を目指した巨人と外野強化を図りたい日本ハムとの思惑が一致した。背番号は矢野が37、須永は33、矢貫は48、北は66にそれぞれ決まった。

 日本ハムの吉村浩チーム統括本部長兼GMは矢野について「DHを含め右の主力野手として即戦力で期待している」と期待。須永は5年ぶりの日本ハム復帰となる。川崎市のジャイアンツ球場を訪れた矢野はチームメートにあいさつ。「(トレードは)野球選手としては普通のことだから冷静に受け止めている。悲観的ではなくお互いに頑張ろうという話をした」と前向きに語った。

 巨人の堤辰佳GMは矢貫の獲得に関して「夏場で先発がバテることが考えられる。リリーフを厚くした方がいいということ」と説明した。北は強肩と打力を買われ次世代のレギュラー候補として期待される。

 ▼巨人・須永 5年間という短い間でしたが感謝しています。また日本ハムに戻ることになりましたが、気持ちを新たに頑張ります。

 ▼日本ハム・矢貫 ファイターズで7年間培った力を、ジャイアンツで試せることが楽しみ。(巨人で禁止されている)ヒゲはきょうそります。

 ▼日本ハム・北 2年半と短い期間だったが、いろんなことを経験させてもらった。新しいステージでも元気な姿を見せられるように頑張りたい。

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2015年6月11日のニュース