オリ福良監督代行、機動力で現状打破狙うも…借金ワースト17に

[ 2015年6月4日 05:30 ]

<巨・オ>試合後に捕手・伊藤(左から2人目)と話す福良監督代行

交流戦 オリックス1―2巨人

(6月3日 東京ドーム)
 監督を代えても勝てないのか…。そんな悲痛な声が聞こえてきそうな結末だった。同点の9回、1死二、三塁で平野佳が井端に中前打を浴びて万事休す。

 今季4度目のサヨナラ負けで3度目の5連敗となり、平野佳は「しっかりコントロールできていない。チームに申し訳ない」と肩を落とした。福良監督代行の初勝利はまたもお預けとなり、借金はワーストを更新する17まで膨らんだ。

 「あと1本。いいところまではいっているんだが…」と福良監督代行も地団駄を踏む。活路を見いだすため、1、5回と2度の失敗にもめげず、9回には安達を盗塁させるなど果敢に走らせ、「攻めていくしかない。守りに入っても、どうすることもできないから」と、機動力野球で現状打破を狙った。しかし、良薬の白星がついてこない苦しさは尽きない。きょう4日こそ、新生オリックスの初勝利をファンに届けたい。

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