ビデオ判定で映像見ていなかった…大リーグ機構がロイヤルズに謝罪

[ 2015年6月4日 17:10 ]

ロイヤルズのネド・ヨースト監督 (AP)

 大リーグ機構は3日、ロイヤルズが2日のインディアンス戦でビデオ判定を要求した際、技術的なトラブルのために正しい判定ができなかったことを認めた。

 問題となった場面は8回のインディアンスの攻撃、1―1の同点で先頭のボーンが四球で出塁すると続くラミレスは二塁・インファンテへの内野ゴロ。打球を処理したインファンテは素早くボールを二塁に転送し、遊撃・エスコバルも軽快に一塁・ホスマーへ送球。4-6-3のダブルプレーが完成かと思われたが、一塁塁審の両手は広がった。

 この判定にロイヤルズベンチはチャレンジ。現地放送局のリプレーでは明らかにラミレスはアウトだったが、3分間のビデオ判定の結果はセーフ。1死一塁で試合が再開され、その後、ブラントリーに勝ち越し打を許してチームは敗戦した。

 ところが、翌日になって大リーグ機構は「これはかなりまれなケースだが、ニューヨークにあるオペレーション本部からのビデオ映像が遅れて、あの場面では映像を見ることなく判定を下した」と声明を出し、ロイヤルズに謝罪した。

 今となっては後の祭りだが、ロイヤルズのヨースト監督は「ミスというものは起こるものだし、大リーグ機構もそれを認めて謝罪した。私がミスを犯したときと同様に、もう次に進もうではないか」と寛容な姿勢を示していた。

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2015年6月4日のニュース