マー君、最速154キロ出た!41日ぶり復帰戦で不安払しょく7回9K

[ 2015年6月4日 06:25 ]

復帰戦で7回3安打1失点と好投したヤンキース・田中(AP)

ア・リーグ ヤンキース3―1マリナーズ

(6月3日 シアトル)
 右手首の腱炎と右前腕部の張りで故障者リスト(DL)入りしていたヤンキースの田中将大投手(26)は3日(日本時間4日)、シアトルでのマリナーズ戦に先発し、7回78球を投げて3安打1失点、毎回の9奪三振と好投した。

 序盤から制球が安定し、ストライク先行。早めに追い込んでコーナーいっぱいに直球、変化球を投げ込んだ。奪った9つの三振のうち7つが見逃しの三振。マリナーズ打線は早打ちするしかなく、ジラルディ監督がメドとしていた85球を下回る球数で7回を投げ切った。

 4月23日のタイガース戦以来41日ぶりとなる復帰戦。初回はやや手探りな部分もあったが、モリソンを空振り三振、ジャクソンを三ゴロ、そしてカノを遊ゴロに仕留めると、1点を先制点をもらった2回もクルーズ、シーガーを連続で見逃し三振、S・スミスを二ゴロと3者凡退。

 3回には先頭のミラーに右中間への三塁打、続くアクリーには左越え二塁打を浴びて同点とされたが、左翼手のフローレスが好返球でアクリーの本塁生還を阻止する守備の助けもあって勝ち越しは許さなかった。

 ジョーンズの2ランで2点リードとなった4回はクリーンアップを3者凡退。続く5、6、7回もマリナーズの攻撃を3人ずつで退けた。4回以降は1人も走者を出さない完璧な投球。さらに、この試合最後の1球で最速の154キロをマークするなど、右腕の不安を見事に払しょくしてみせた。

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