球児速球切れた!3人全て飛球 阪神時代のリンドバーグで登場

[ 2015年5月16日 05:30 ]

<レンジャーズ・ロイヤルズ>8回を3者凡退に抑えた藤川(AP)

ア・リーグ レンジャーズ3―6ロイヤルズ

(5月14日 アーリントン)
 3者凡退の新天地デビューだ!右脚付け根の張りで開幕から故障者リスト(DL)入りしていたレンジャーズの藤川球児投手(34)が14日(日本時間15日)、本拠地アーリントンでのロイヤルズ戦で移籍初登板。3―6の8回から4番手でマウンドに上がると、9球で打者3人を全て飛球に打ち取った。

 最速は91マイル(約147キロ)でも「打者の反応を見る限りは良かった」と、藤川らしく、切れで打者を押し込んだ。

 「最初の試合だから、もっと良くなると思う。きょうはいい集中力だったのかな」

 3月31日、オープン戦最終登板で右脚付け根の張りを訴えDL入りした。マイナーでは11試合のリハビリ登板。本拠地から3Aラウンドロックには毎回、車で3時間かけて通った。「焦りはなかった」。30日間のリハビリ期間を目いっぱい使い、直球に磨きをかけた。

 登板時、阪神時代と同じリンドバーグの登場曲がサプライズで流れ「知らなかった。照れくさいですよ」と笑った。目指すのは、2年前の右肘手術からの完全復活と抑えの座。「持ち場というか、したいところは違うところにある。毎日が勝負」。そのスタートラインに藤川が立った。

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2015年5月16日のニュース