坂本 小学生時代からマー君より主将向き 2人の恩師が振り返る

[ 2015年5月16日 08:00 ]

<巨・ヤ>7回無死一塁、左越え2ランを放つ巨人・坂本

セ・リーグ 巨人2-1ヤクルト

(5月15日 東京D)
 巨人・坂本は、小学校時代に所属した昆陽里タイガース(兵庫県伊丹市)でも主将を務めていた。チームには同級生の田中(ヤンキース)もいたが、当時監督を務めていた山崎三孝総監督兼任理事(69)は坂本について「遊びも含め、全てにおいてリーダーシップがあった」と振り返る。

 小6になる直前に立候補して選ばれた。あまり練習に顔を出さない部員に積極的に声を掛け、気を配る主将らしい一面ものぞかせていた。遠征の練習試合で負けた日には「帰ったら200メートルを10往復だ!」とハッパをかけていたという。

 15年後。巨人19代目、戦後最年少タイとなる27歳シーズンで主将に抜てきされた。中学、高校時代は経験がなく、小学校以来だった。開幕直前には都内の焼き肉店で決起集会を開き「僕らが裏方さんに恩返しできるのは優勝旅行とビールかけだと思うので、頑張りましょう」とあいさつした。山崎さんは「引き受けた以上は目いっぱい張り切って、坂本で良かったと言われる主将になってほしい」とエールを送った。

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2015年5月16日のニュース