本調子遠く5回4失点…黒田「イメージをしっかり持てなかった」

[ 2015年5月16日 06:20 ]

<広・D>5回1死二塁、打者・石川のファウルの判定に抗議する緒方監督を背に、苦しい表情を浮かべる黒田

セ・リーグ 広島5-6DeNA

(5月15日 マツダ)
 本来の投球とは程遠い内容だった。右くるぶし付近の炎症で離脱し、14日ぶりの先発マウンドに立った広島の黒田は5回4失点。味方が3点を先制したものの、5回に逆転を許し「打者をどう抑えるのか、イメージをしっかり持てなかった」と悔しさをにじませた。

 毎回のように走者を出す苦しい投球だった。4回に失策から1死満塁とされ、バルディリスの犠飛で1点を返される。さらに5回は1死二塁から石川に粘られて四球を与えると、我慢できなかった。関根に適時打、下園にスクイズを決められて同点。最後は筒香に力のない球を中前へ運ばれ、勝ち越された。

 マウンド上では、痛めた右足は全く気にならなかったという。しかし制球、球威ともに物足りず、むしろ不安を増長させるマウンドとなってしまった。

続きを表示

2015年5月16日のニュース