ソフトB価値あるドロー“先発要員”寺原好救援、計5投手で毎回17K

[ 2015年5月16日 05:30 ]

<ソ・西>ソフトバンク5番手の寺原

パ・リーグ ソフトバンク3-3西武

(5月15日 ヤフオクD)
 ソフトバンクは15日、西武と延長12回を戦い、3―3で引き分けた。最後の2イニングは寺原隼人投手(31)が指揮官の勝負手に応え、打者6人をパーフェクト。救援陣は抜群の安定感を誇り、先発の武田翔太投手(22)から計5人の投手で毎回の17三振を奪った。打線も“レオ殺し”高谷裕亮捕手(33)が3安打3打点と活躍。2度のビハインドをはね返した。

 球場内がどよめいた。延長11回。アナウンスで告げられたのは意外な男の名前だった。来週21日のオリックス戦で先発する予定の寺原がさっそうとマウンドへ。指揮官の勝負手に、しっかりと応えた。

 「同点という緊張感のある場面で行ったので、僕も緊張した。気合も入りますし、ボールも悪くなかったと思います」

 13日のロッテ戦(QVCマリン)はリードを許した場面での調整登板だったが、この日は状況が違った。同点、もしくはリードを奪った場面でのリリーフとなると横浜時代の10年9月26日の巨人戦(横浜)以来1692日ぶり。しかも、迎えたのは3番・浅村から始まる破壊力抜群のクリーンアップだ。だが、08年には22セーブを挙げた男は気後れすることなく立ち向かう。「全球全力で行った」と寺原。浅村は全球直球で勝負し、4球目の148キロの直球で見逃し三振。中村には逆に6球全て変化球で攻め、最後は138キロスライダーで空振り三振だった。

 続投した12回には先頭の森から内角のスライダーで空振り三振。空振りしたボールが森の左足に当たるほど切れ味は抜群だ。この三振で毎回三振が完成した。武田、バリオス、サファテ、五十嵐のバトンを受けた5人のリレーで17個の三振の山を積み上げた。「勝てなかったのは残念だけど、ピッチャーがしっかり投げてくれた」と工藤監督も一定の評価。その上で「寺原君は6連戦が始まれば先発でと考えるけど、リリーフでもいい投球をしてくれる。そこはしっかり考えたい」と先発、リリーフの「二刀流」にも色気をみせた。

 延長戦は早くも今季8度目。3勝2敗3分けと踏ん張っているのは安定したリリーフ陣の力だ。「寺原が良かったと思う。こういう試合を負けないことが大事」とリーダー格の五十嵐は背番号20の力を評価した。

 交流戦前は最後となる首位・西武との3連戦。2度の先行を許したものの、もぎ取った引き分けには大きな価値があり、「リリーフ寺原」という、思わぬ収穫もあった。

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