ヤクルト“代役”奮闘 荒木「必死で食らいついた」

[ 2015年5月3日 21:47 ]

<ヤ・広>4回、川端の出迎えを受ける荒木

セ・リーグ ヤクルト7―3広島

(5月3日 神宮)
 ヤクルトがアクシデントを乗り越え逆転勝ちした。初回に先発のルーキー風張が危険球で退場、緊急登板の2番手徳山は3失点(自責1)したが、3番手の古野が4回から4イニングを無失点と完璧な救援で流れを引き寄せた。打つ方も雄平が初回に左すねに死球を受け、3回の守備から交代したが、代わって出場の荒木が今季初本塁打を含む2安打4打点の活躍を見せ、このカード勝ち越しも決めた。

 古野は「とにかくピッチャー全員で粘って試合を作っていこうと。とにかく一生懸命投げました」と語った。荒木も「チームにとって雄平さんがいないのは痛いことなんですが、僕にとってはどんな状況でもチャンスなので、必死で食らいついていきました」と語った。スライダーをうまく左翼へ打ち返した4回の本塁打は「狙っていた球ではなかった」と言いながらも「うまく反応できました。あとは風のおかげです」と笑顔。それでも「あの時は無我夢中でわからなかったです」と顔を上気させた。

 9連戦の3カード目、4日からは2位で並んでいるDeNAとの直接対決となる。首位・巨人との差は1・5、結果次第では奪首も見えるだけに「一丸となって頑張ります」(古野)と意気盛んだった。

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