ピーター・オマリー氏に旭日中綬章 野茂氏渡米時のド軍オーナー

[ 2015年4月29日 15:34 ]

旭日中綬章を受賞したピーター・オマリー氏

 米大リーグ、ドジャースの元オーナーとして知られる実業家のピーター・オマリー氏(77)が平成27年春の外国人叙勲で旭日中綬章を受賞した。29日に外務省が発表した。

 外国人叙勲とは日本の政治、外交、産業経済、学術文化等の発展に功労のある人物や、国家や公共に対する功労のある人物を表彰するもの。今回の定期叙勲では36カ国・地域の85人が受賞した。オマリー氏の功労概要は「野球を通じた日本・アメリカ合衆国間の友好親善の促進及び我が国野球界の発展に寄与」。

 オマリー氏は父のウォルター・オマリー氏の後を継ぎ1970年から98年までの29年間、ドジャースのオーナーを務めた。オマリー一家と日本との関係は深く、ピーター・オマリー氏は野茂英雄氏(46)がドジャースに入団した時にオーナーを務めていた。

 15年1月、大リーグのスカウトらを支援する団体の年次総会で野茂氏が「ベースボール・パイオニア賞」を受賞した際には、オマリー氏が「彼は真のパイオニア。初めてキャンプに来た時から恐れるものは何もなかった。想像以上の活躍だった」と称えていた。

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2015年4月29日のニュース