同じプレーでまた…中日・達川コーチ「バッテリーが巨人になめられとる」

[ 2015年4月29日 05:30 ]

<巨・D>初回2死一、三塁、打者アンダーソンの時、重盗を仕掛け生還の三走・金城(背33)。中日の捕手・桂と大野はガックリ

セ・リーグ 中日1-4巨人

(4月28日 東京D)
 屈辱の4連敗だ。初回に高校野球のような重盗で先制を許すと、その後も終始、主導権を握られての完敗。4月2日以来の勝率5割逆戻りとなった中日・谷繁兼任監督も、淡々とゲームを振り返るしかなかった。

 「ミスではない。こちらの指示通りのプレーはしているんだけど、ミスと言えば、送球がワンバウンドしたこと」

 問題のプレーは初回2死一、三塁の守り。スタートを切った一塁走者・坂本を刺そうとした桂の送球が中途半端になって誰も捕れず、中前に転がる間に金城の生還を許した(記録は重盗)。2日の対戦でも同様の形で先制を許しており、達川チーフバッテリーコーチは「こっちの対処法のミス。バッテリーが巨人になめられとる。次はやり返しますよ」と言葉に怒りと悔しさをにじませた。

 ここまで4勝全勝だった火曜日に初めて敗れ、先発の大野も7回10安打4失点で今季初黒星。好データがすべて消えてしまった敗戦は痛い。29日、30日も苦手の敵地での巨人戦。きょうから復帰する主砲・ルナに期待するしかない。

 ▼中日・桂(初回の相手の重盗で二塁への送球がワンバウンドになり、先制許す)あそこでしっかり投げていれば。左打者だったし、三塁を見てから投げても良かった。

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