専大2年ぶり1部1勝!大野169球12回完封

[ 2015年4月10日 05:30 ]

<専大・中大>12回を投げ完封した専大・大野亨

東都大学野球第1週第2日 専大1―0中大

(4月9日 神宮)
 1回戦1試合、2回戦1試合が行われた。13年春以来に1部に復帰した専大は、中大に延長12回の末、1―0のサヨナラ勝ちを収め2年ぶり勝利。大野亨輔(きょうすけ)投手(4年)が12回4安打11奪三振でリーグ戦初完封勝利を挙げた。拓大は駒大を2―0で下し1勝1敗のタイとした。

 延長12回、暴投でのサヨナラ決着。専大・大野亨は、安どの表情を浮かべた。「完投したのは大学では初めて。チームに貢献できて良かった」と169球の熱投を振り返った。

 星稜(石川)では同学年に中日入りした西川がいたため、主に野手として出場していた。専大2年時に1部で1勝を挙げたが、昨年はフォームを崩すなど不振に陥り、昨秋の入れ替え戦でも登板機会はなかった。冬場は軸足の右足に体重を乗せることを意識しながらフォーム固めに励んだ。「自分の光るものを得たいと思った」と、カットボール習得にも取り組んだ。迎えた1部復帰初戦。新球を駆使しながら11三振を奪ってみせた。

 斎藤正直監督は「1年間の苦労を見てきたから」と大事な開幕戦を右腕に託し、好スタートを切った。大野亨は「投手次第で優勝は狙える」と力強かった。

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2015年4月10日のニュース