インディアンス、継投での大記録逃す 守護神が9回に…

[ 2015年4月10日 15:50 ]

インディアンスのトレバー・バウアー投手 (AP)

ア・リーグ インディアンス5―1アストロズ

(4月9日 ヒューストン)
 インディアンスは9回1死までアストロズに安打を許さず、もう少しで4投手の継投によるノーヒットノーランかと思われる試合を展開した。

 先発のバウアーは5四球を許すも、自己最多の11奪三振と序盤からアストロズ打線を圧倒。しかし、111球と球数がかさんだため、無安打ながらも、6回で降板した。

 バウアーからマウンドを引き継いだリリーフ陣も好投を披露。7回はクロケット、8回は元阪神のアッチソンとリレーし、無安打のまま、9回からはクローザーのハガドンが登場した。

 ハガドンは最初の打者であるカーターを三振に斬って取り、いよいよインディアンスベンチも色めきだつ。だが、続く6番・ローリーに投じた2球目が甘く入り、直後にハガドンはマウンドにしゃがみ込んだ。

 151キロのストレートを完ぺきにとらえたローリーの打球はアストロズファンの歓声を浴びながら、左中間フェンスを越えるソロ本塁打。不名誉な記録と零封負けを免れたアストロズナインはベンチでローリーをハイタッチで迎えた。

 「ローリーは初球のストレートを空振りしたので、もう1球投じたが、やられてしまった」と肩を落とすハガドン。一方、先発のバウアーは「無安打のまま試合が進行して、球場内が独特の雰囲気に包まれるというこの感覚は楽しかったね」とコメントを残した。

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