打線は3戦連続2桁残塁…菅野無援 初の2戦連続黒星「結果が全て」

[ 2015年4月10日 05:30 ]

<広・巨>初回、野間の打球にグラブを伸ばす菅野

セ・リーグ 巨人0-1広島

(4月9日 マツダ)
 8回107球、1失点での敗戦投手。巨人・菅野は悔しさを押し殺すように言葉をつないだ。

 「結果が全てですから受け止めないと。(前田健が)普通の投手とは違うので。向こうがゼロに抑えたらゼロに抑えるのが僕の仕事」。先制された初回に3安打され、3回には2四球と序盤は乱調。4回以降は二塁を踏ませない投球と立ち直ったが、報われなかった。

 勝敗付かずの試合を挟んでの2連敗はあるが、2戦連続黒星はプロ入り後初めて。前回登板の3日阪神戦(東京ドーム)でも6回3失点と最低限の仕事は果たしており、この日も打線が援護できなかった。原監督は「0点じゃあ、なかなか…。いけませんね。もう少しつながっていかないといけませんね」と奮起を促した。この日は11残塁を喫し、広島3連戦で全て2桁残塁。零敗は今季2度目となった。

 低調ぶりを象徴しているのが8番の村田だ。6回1死一塁では注文通りの二ゴロ併殺打。4、9回は左翼に鋭い飛球を放ったが安打にならない。4回は正面を突き、9回はフェンス際で左翼手のグラブに収まった。「アウトはアウト」と村田。指揮官は「何とか自分で(壁を)越えないといけませんね」と話した。

 菅野は「次、頑張ります」と繰り返し、バスに乗り込んだ。エースの力投に応えなければ、チームが波に乗ることはできない。

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2015年4月10日のニュース