虎党ヤジも快感!キヨシDeNA単独首位「ええかげんにせい!って」

[ 2015年4月10日 06:03 ]

<神・D>甲子園で阪神に3連勝し、声援に両手を上げて応える中畑監督

セ・リーグ DeNA2-1阪神

(4月9日 甲子園)
 虎党からヤジが飛ぶほどの快進撃だ。DeNAが今季初の4連勝。前日に首位タイだった中日は敗れ、13年の開幕2連勝で記録して以来の単独首位に立った。

 ナインと満面の笑みでハイタッチを交わした中畑監督は「甲子園で初めてヤジられたよ。“ええかげんにせい!”って。今まで勝っても何も言われなかったのに。相手のファンもウチを認めてくれたんだろう」と声を弾ませた。

 今はロースコアの投手戦で勝ち切れるしぶとさがある。高崎が「チームの良い流れに乗って投げることができた」と7回7安打無失点で踏ん張ると、0―0の8回にバルディリス、飛雄馬の連続適時打で勝ち越し。9回はドラフト1位・山崎康が3者凡退の今季3セーブ目で締めくくった。

 注目されることが喜びに変わる。甲子園での3連戦中、指揮官は午前中に宿舎近くの大阪城公園内を散歩。中国人観光客が大半で、声を掛けられることが少なく寂しそうだった。だが、本職の野球で選手たちが頼もしい活躍ぶり。試合後はカメラ5台に囲まれ「追われる立場に慣れていない。でもこのペースで勝てば色気だってくる」。春の珍事で終わらせるつもりは、毛頭ない。

 ▼DeNA・バルディリス(8回1死一、三塁から決勝の右前適時打でリーグトップの12打点)チームの勝利に貢献したいし、個人的にも大事な年。監督の期待に応えられたことがうれしい。

 ▼DeNA・田中(1点差に縮められた8回2死一、三塁のピンチで上本を中飛の好救援)合わされて安打が嫌だったので(9球)全て直球でいった。疲れよりチームが勝った喜びが大きい。

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