あるぞ新人守護神!DeNA山崎康 ピンチ招くも“プロ初セーブ”

[ 2015年3月15日 05:30 ]

<D・日>9回の1イニングを抑え中畑監督(左)の出迎えを受ける山崎康

オープン戦 DeNA3-2日本ハム

(3月14日 横浜)
 ドラフト1位右腕のDeNA・山崎康(亜大)が1点リードの9回から救援。2死一、二塁のピンチを招いたが、西川を5球全て直球勝負で左飛に仕留めて「プロ初セーブ」を挙げた。

 ツーシームで2奪三振、直球も最速150キロを計測。「責任感あるところに上がらせてもらって誇りを持って投げた。抑えで自分らしさが出たかなと思う」と目を輝かせた。

 先発では実戦3試合で11イニング投げて12失点。高めに浮いた制球力を矯正しようと試みたがフォームを崩し、「どうしていいか分からずあたふたしていた」と自分を見失っていた。2軍降格の危機だったが、救援に配置転換後は直球の切れを取り戻し2試合連続で無失点。中畑監督は「ウチであれだけの球を放るやつはいない。これを続けられれば(抑えも)起用法として頭に入れる。今はおっ(王)ぐらい。いや、長嶋だな」とダジャレ交じりに称えた。

 昨季の守護神・三上が右肘痛で開幕1軍が絶望的。「結果を自信に変えたい」と話す山崎康が好投を続ければ、2年連続で新人守護神誕生の可能性は十分だ。

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2015年3月15日のニュース