インディアンス、67年前の歓喜を知るローゼン氏が死去 91歳

[ 2015年3月15日 11:10 ]

現役時代のアル・ローゼン氏 (AP)

 米メディアは14日、インディアンス一筋で10年間活躍し、引退後はヤンキースなど3球団でGMとしてその手腕を発揮したアル・ローゼン氏が13日に死去したことを報じた。91歳だった。死因は明らかにされていない。

 ローゼン氏は47年にメジャーデビューすると50年から53年まで4年連続で100打点を記録し、53年には145打点でア・リーグMVPに選出された。オールスターにも4度選ばれ、通算10年で打率2割8分5厘、192本塁打、717打点をマークした。

 56年を最後に現役を退くと、78年のヤンキースを手始めにアストロズ、ジャイアンツと92年までGM職を歴任した。

 インディアンスは48年以来、ワールドシリーズ優勝から遠ざかっているが、ローゼン氏はその67年前の歓喜を知るメンバーの一人。同球団の元オーナーであるラリー・ドーラン氏(84)は「ローゼン氏のプレーを見ることが自分にとって最高の喜びだった。インディアンスにとって大切な人を失った」と自身のヒーローの死を悼んだ。

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