阪神ドラ1横山 2月下旬実戦登板→開幕もメド

[ 2015年1月25日 08:22 ]

 左胸鎖関節の炎症のために調整が遅れている阪神のドラフト1位・横山雄哉投手(20=新日鉄住金鹿島)が24日、開幕に間に合う見込みとなった。順調なら2月下旬に実戦登板し、そのまま想定通りに調整が進めば3月27日に登板可能にもっていける計算だ。

 ドラ1左腕に「開幕」のメドが立った。この日もブルペン入りはしなかったものの、キャッチボールでは新人合同自主トレ最長となる約50メートルの距離で、力強いボールを披露。見守った球団関係者は「いい感じですね。特に問題なく投げられていますから。順調なら、2月末の実戦に入って…。開幕に逆算はできますよね」と青写真を描いた。

 すでに23日の合同スタッフ会議で、高知・安芸で行われる2軍キャンプスタートが決定した。2月は18、21、22日に実戦予定が入っている。順調なら、そのいずれかの試合で登板する見込みで、そこから「開幕ロード」を歩み出すことになる。

 横山は今月8日、胸鎖関節炎を発症。9日から別メニュー調整を続けており、まだブルペン投球を始める段階に至っていない。とはいえ、キャッチボールだけでも投手出身の伊藤トレーニングコーチが「ボールに力、キレがある。(藤川)球児みたいに回転がよく、伸びがある」と認める好素材。昨年11月の21Uワールドカップ(台湾)で3試合10イニング20奪三振の実力を示した即戦力左腕が開幕に間に合うとなれば、猛虎にとって、これ以上の朗報はない。

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2015年1月25日のニュース