吉見“オレ流”宣言「周り見ずに自分優先。一匹狼でもいい」

[ 2015年1月25日 10:14 ]

明るい表情でノックを受ける吉見

 復活への「エゴイスト宣言」だ。中日の吉見一起投手(30)が24日、ナゴヤ球場での合同自主トレに初参加。右肘痛の影響でここ2年間で1勝に終わっているエースは、目標の開幕投手に向け春季キャンプでは我を通すことを宣言した。

 「今までは周りを見ながらやっていたけど、今年は言葉は悪いですが自分勝手にやりたい。周りを見ずに自分優先。一匹狼でもいい」

 22日まで大野らと行っていた沖縄自主トレで日焼けした顔には危機感がありありと見て取れた。08年から5年連続で2桁勝利を挙げた右腕とはいえ「今年ダメなら自分の名前は消える」と背水の覚悟で挑む年。沖縄では体幹を中心に徹底的に肉体改造に励んできた。

 一昨年まで選手会長を務め、若手投手陣のリーダー的な存在だが、今春のキャンプは違う。実戦登板は昨年7月23日のDeNA(横浜)から遠ざかっているが、志願して1軍・北谷組に入った。「狙わなくなったら終わり」という開幕投手を目指し、ストイックに自分の調整に専念する。

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2015年1月25日のニュース