元阪神ボーグルソン ジャイアンツ残留に向かわせたものは…

[ 2015年1月25日 13:45 ]

ジャイアンツと再契約を交わしたライアン・ボーグルソン (AP)

 日本球界でも阪神、オリックスで通算11勝を記録したジャイアンツのライアン・ボーグルソン投手(37)は昨季、登板32試合すべてに先発して8勝、防御率4・00をマーク。チームのここ5年で3度目のワールドシリーズ制覇に貢献し、オフにフリーエージェントとなっていた。

 このメジャー通算49勝の右腕に対して複数の球団が獲得に興味を示し、中でもアストロズは獲得最右翼とされていた。実際、19日には地元・ヒューストンにボーグルソンが到着。ヒンチ監督や球団スタッフと顔を合わせ、さらに身体検査までもが行われ、契約間近とも伝えられた。

 しかし、ボーグルソンは23日にジャイアンツと1年400万ドル(約4億7千万円)で再契約。最終的にはチームに残留という選択を下した過程についてボーグルソンは「アストロズ球団と契約の話が進むにつれて、不快な思いにさせられた。今はジャイアンツに戻ってこられて本当に幸せだよ」とコメント。

 ファンとしてはアストロズとの交渉で何があったのか気になるところだが、そのコメント後のラジオ出演では「ジャイアンツとの再契約は神によって導かれた」とボーグルソンは言葉を濁した。行動を共にしていた代理人は「アストロズに何か無礼があったわけではなく、ボーグルソンは同球団との交渉が破断したことを単に“不快”と表現しただけ」と自身の顧客の代弁をしていた。

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2015年1月25日のニュース