イチ マーリンズ合意 代打屋など「スーパーサブ」か

[ 2015年1月25日 05:30 ]

マーリンズと1年契約で合意したイチロー

 ヤンキースからフリーエージェント(FA)となったイチロー外野手(41)が23日(日本時間24日)、マーリンズと1年契約で合意したことが分かった。身体検査を経て正式契約を結ぶ運びで、背番号は「51」が有力。年俸は昨季の650万ドル(約7億6700万円)から3分の1以下となる200万ドル(約2億3600万円)に下がり、第4の外野手として控え扱い。ナ・リーグでのプレーは初めてで、代打屋など「スーパーサブ」として一振りに懸ける。大リーグ30球団で日本選手が未所属なのはレッズのみとなった。

 イチローの所属先は最有力と目されていたマーリンズに落ち着いた。単年契約で年俸は200万ドル。控え扱いの「第4の外野手」として米15年目を迎える道を選んだ。背番号もオリックス、マリナーズでつけた「51」になる見込みだ。

 25歳以下の若手3人が占めるマ軍の外野は、鉄板とも言える布陣。米スポーツ史上最高額の13年総額3億2500万ドル(約383億5000万円)で契約延長した昨季本塁打王スタントンが右翼に。中堅オズナは昨季23本塁打、85打点に加えて好守を誇り、左翼イエリチは昨季ゴールドグラブ賞。メジャー通算3000安打へ156に迫るが、イチローのレギュラー奪取は至難の業だ。

 ナ・リーグは初体験。DH制のない球団も生涯初となり、投手の打席などでの代打起用が増えることになる。昨年は代打で13打数6安打、打率・462の好成績。しかもマ軍のメジャー40人枠でレギュラーを除けば、他に左打ちはディートリックとボアだけ。ともに実績のない若手で、開幕ベンチ入りの25人枠に残れるかは未知数。ベンチに左打者はイチローだけという状況も予想される。

 単年契約だが代理人のジョン・ボッグス氏が「偉大な記録にどれだけ価値を感じられるか」と各球団に訴えたように、大リーグには節目の大記録達成を歓迎する球団も多い。日米通算でもイチローはあと134安打で、ピート・ローズ氏が持つ歴代最多4256安打に肩を並べる。主に代打屋として安打数を伸ばせば、来季中にどちらも射程圏内に入れることは可能。43歳シーズンとなる16年の契約も開けてくる。

 23日現在、大リーグ40人枠に登録されている選手でイチローより年長の野手はいない。オフに入り大リーグ専門チャンネルのインタビューで「来季(15年)も大リーグでプレーする。(2つの記録は)達成したいが、それがプレーを続ける理由ではない。ただ野球を続けたい」と語ったイチロー。昨季終了後には「きょうから162試合やれと言われても、僕はできる」と衰えに対する周囲の懸念を振り払った。新たな環境、新たな働き場で、挑戦は続く。

 ▽イチローの代打成績 昨年は15度起用され13打数6安打の打率・462、2打点、2四球と好成績を残した。メジャー通算では46度起用され、42打数12安打の打率・286、2打点、4四球。オリックス時代は27度起用され、27打数6安打の打率・222、1打点。ただし、大半は若手だったプロ2年目までで、イチローと登録名を変えブレークした94年以降は98年に1度起用されただけ。

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