通算130勝左腕 リリー元投手に保険金詐欺容疑

[ 2015年1月25日 11:57 ]

現役時代のテッド・リリー氏 (AP)

 メジャー15年間で通算130勝を挙げ、13年限りで引退したテッド・リリー氏(39)が保険金詐欺容疑で告発された。

 これは24日付のリリー氏が居住するカリフォルニア州の地方紙が報じたもので、記事によると同氏は20万ドル相当(約2300万円)のキャンピングカーに関しての修理に絡んで保険金をだまし取ろうとした疑い。車が被害を受けた時は加入しておらず、後に加入した保険でその保険金を受け取ろうとしたとされている。

  州検察官は「リリー氏には3つの重罪容疑がかけられている。虚偽の保険金請求、それに関わる文書の偽造、そしてこの件に関する情報を隠蔽したことだ」とコメント。裁判は2月5日に行われ、有罪なら最大で禁錮5年の刑に処されるという。

 リリー氏は96年にドジャースからドラフト23巡目(全体688位)で指名を受けると、エクスポズ(現・ナショナルズ)に移籍後の99年にメジャーデビュー。その後、ヤンキース、アスレチックス、ブルージェイズ、カブス、ドジャースと渡り歩き、03年から8年連続で2桁勝利を挙げ、オールスター戦に2度出場した経験を持つ技巧派左腕だった。

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2015年1月25日のニュース