松田、劇的V決定サヨナラ打「全員の気持ちをぶつけた」

[ 2014年10月2日 23:30 ]

<ソ・オ>3年ぶりリーグを決めるサヨナラ打を放ち、秋山監督(81)に迎えられる松田

パ・リーグ ソフトバンク2―1オリックス

(10月2日 ヤフオクD)
 大歓声に包まれて3年ぶりリーグ優勝を決める打球が左中間を抜けた。1―1で迎えた延長10回1死満塁、松田のバットが1ボール2ストライクからオリックス・比嘉の投じた4球目、外角低めへのスライダーをとらえた。

 打った瞬間にサヨナラ勝ちを確信できる会心の一打。ガッツポーズしながら一塁へ向かう松田は一塁を回ると、一瞬にして歓喜の輪に飲み込まれていた。男泣きの秋山監督に迎えられて抱擁。選手会長の目も潤んだ。

 「あの場面は全員でやってきたこと、全員の気持ちをぶつけた。9月はなかなか勝てず、うまいこといかなかったけど、監督を全員で胴上げしたい、その思いだけで打てて、胴上げできて最高にうれしかったです」と気迫の一打だったことを強調、喜びを語った。

 7月2日のロッテ戦(ヤフオクドーム)の練習中にノックの打球を右手人さし指に受けて骨折。ファン投票で選出されたオールスター戦を辞退するなど、ケガに泣いたシーズンだったが、自らのバットで劇的なリーグ優勝を演出し、うれしい最終戦となった。

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