退任発表の日に快勝も…星野監督ゲキ「最初からやってくれよ」

[ 2014年9月18日 21:48 ]

<楽・ロ>スタンドのファンに手を振る星野監督

パ・リーグ 楽天9―5ロッテ

(9月18日 コボスタ宮城)
 今季での退任を発表した直後の試合を白星で飾った楽天・星野監督。先行されながら追いつき、さらに再逆転もみせて競り勝ったが「(退任発表の日だからではなく)最初からやってくれよってことだよ」と表情は硬かった。

 嘆いたのは、4本のソロ本塁打を浴びた先発のルーキー横山の投球。「指摘した通りの投球。長いのを打たれるんだ」と制球が高めに浮いたところをことごとくスタンドへ弾きかけされた。球場内からは「もっと低く投げろ」というヤジも聞こえ「ベンチで言っていることをスタンドで言われてるようじゃダメだ」と切り捨てた。

 一方、この日1軍登録即先発に起用した内田については期待を寄せた。フルスイングで2三振を含む3打席無安打に終わったが「やがて(日本ハム)中田になると思っている。最後まで使うよ」と明言した。

 「試合に出したメンバーで勝っていくということ」。勇退の日まで残り16試合。闘将の目はまだ勝利だけに向けられていた。

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