原監督「パッときた」代打策ズバッ 沢村に初回代打から“3連発”

[ 2014年9月18日 05:30 ]

<広・巨>2回、アンダーソンは中前適時打を放つ

セ・リーグ 巨人9-7広島

(9月17日 マツダ)
 巨人・原監督の投打にわたる決断と用兵が勝機を呼び込んだ。初回4失点した先発・沢村に代え、2回に代打アンダーソンを送った。2点を返してなお、1死二、三塁の場面。ヒースの暴投で1点差となり、アンダーソンも中前へ同点打を放った。

 「2アウトなら沢村を行かせようと思った。1アウトで打順が来たならば、アンダーソン。そういう風景がパッときた」

 先発投手を初回で諦め、代打を出すのは6月4日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)の阿南以来だが、プランを継投へと切り替える柔軟さが逆転劇の流れをつくった。

 さらに6回の矢野は左中間適時二塁打、そして8回の大田と代打策はすべて的中した。井端、ロペスも控える中、局面に応じた用兵に選手も応えた。「代打陣がいい仕事をしてくれた。全員で戦った感じがする」と原監督は力強くうなずいた。

 ▼巨人・沢村(先発ではプロ最短の1回4安打4失点KO)先発としてゲームをつくれず悔しい。9連戦最後の試合で中継ぎ陣に迷惑をかけた。

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