リベラまさか…黒田7回無失点も7勝目ならず、ヤ軍悪夢3連敗

[ 2013年5月29日 12:43 ]

<メッツ・ヤンキース>7回無失点と好投したヤンキース・黒田

 米大リーグ、ヤンキースの黒田は28日(日本時間29日)、ニューヨークでのメッツ戦に先発。7回を4安打無失点、7奪三振と好投したが、1―0の9回に守護神のリベラが打たれて逆転サヨナラ負け。今季7勝目はならなかった。イチローは「6番・右翼」で出場し、4打数1安打だった。

 ともにニューヨークに本拠地を置く両チームによる「サブウェー・シリーズ」の今季第2戦は雨のため、約1時間半遅れで試合開始。だが、黒田はその影響も、前回登板で右ふくらはぎに打球を受けた影響を感じさせなかった。

 初回こそ1死から連打を浴びてピンチを招いたが、冷静に後続を退け、無失点で切り抜けると、2、3回は3者凡退。試合はメッツ・ハービーとの投げ合いとなり、5回まで両チームとも0行進。6回にヤンキースが1点を先制すると、その裏、黒田は味方のエラーで招いたピンチをしのぎ、7回も走者を出しながら無失点。8回の打席で代打を送られ、勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。

 黒田が先発の役割をしっかり果たし、8回はロバートソンが3人でピシャリ。とろこが、9回に登板したリベラが大誤算。今季1度も救援失敗のなかった守護神は先頭のマーフィーに二塁打を許すと、続くライトに中前適時打を浴びて同点。さらにデューダにも右前適時打を浴び、1死も取れずに逆転サヨナラ負け。勝利の方程式が崩れ、ヤンキースは3連敗となった。

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