【試合経過】黒田7勝目ならず 守護神リベラが救援失敗…

[ 2013年5月29日 12:35 ]

メッツ戦に先発したヤンキースの黒田

 米大リーグ、ヤンキースの黒田は28日(日本時間29日)、ニューヨークでのメッツ戦に今季7勝目を懸けて先発。イチローも「6番・右翼」で先発出場した。

 ともにニューヨークに本拠地を置く両チームによる「サブウエーシリーズ」の今季第2戦は雨で約1時間半遅れで試合開始。前回登板のオリオールズ戦では、右ふくらはぎに打球が直撃した影響もあり、2回0/3を投げ8安打5失点で今季3敗目を喫した黒田は中5日での登板。

 初回1死から連打を許し、一、二塁のピンチを招いたが、後続を断ち無失点で切り抜けた。

 イチローは2回無死走者なしで迎えた第1打席は中飛に終わった。その裏、黒田はメッツ打線を3者凡退に抑えた。

 3回、黒田は1死一塁の場面で打席に入り、送りバントを試みたが、三振に倒れた。その裏の投球は3人でピシャリ。

 4回、黒田は1死からデューダの痛烈な打球がクラブに当たり、投手強襲安打とされたが、メッツに得点は許さなかった。

 5回、イチローは遊ゴロ失で出塁したが、得点には結びつかなかった。その裏、黒田は2三振を奪い、メッツの攻撃を3人で退けた。

 6回、ヤンキースは2死三塁からオーバーベイの中前適時打で1点を先制。その裏、黒田は先頭打者に二塁手・カノの失策で出塁を許し、捕逸もあり、1死二塁のピンチとなったが、ライトを三振、さらにデューダの打席で二塁走者をけん制で刺し、無失点で切り抜けた。

 黒田は7回も2死から走者を許したものの、無失点。8回の打席で代打を送られ、降板となった。

 ヤンキースは8回をロバートソンが抑え、9回には1死からイチローが二塁内野安打で出塁したが、盗塁を試みて失敗。追加点は奪えなかった。

 ヤンキースは9回、守護神のリベラが登板したが、1死も取れずサヨナラ負け。黒田の白星も消えた。

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