ミレッジの強肩があだに…投げなきゃ決勝点防げた

＜広・ヤ＞５回１死一塁、エルドレッドの左前打をミレッジが三塁へ悪送球

セ・リーグ ヤクルト０―１広島

（4月4日 マツダ）
　これだけミスが重なれば失点するのも当然だ。０―０の５回１死一塁。エルドレッドの左前打で三塁を狙った一塁走者の丸を見て、ヤクルトの左翼手のミレッジは三塁へ送球した。

　しかし丸はスタートを切っており、タイミングは明らかにセーフ。しかもハーフバウンドだったため、三塁の岩村が後ろにそらし、さらに送球ミスに備えてカバリングを行うはずの赤川は「エンドランがかかったのに気づかなかった」とカバーに間に合わず。ボールが三塁側のベンチ前を転々とする間に、この日唯一の得点を許した。

　ミレッジは前日の広島戦（マツダ）の８回にエルドレッドの左翼線への当たりを二塁へノーバウンド送球するなど、肩に自信を持っている。しかし小川監督は「無駄な送球は改めないといけない」と正確な状況判断を求めたように、この日は強肩が逆にあだとなった。ミレッジが送球を自制すれば防げた１点だった。

　▼ヤクルト・岩村（移籍後初安打も、三塁守備でミレッジの悪送球を止められずに敗戦）赤川がよく投げていたので助けてやりたかった。