球児　９球で三者斬り！「初めて投げた」直球でメジャー初Ｋ

パイレーツ戦の８回に登板し、三者凡退に抑えたカブス・藤川

ナ・リーグ カブス３―２パイレーツ

（4月4日 ピッツバーグ）
　カブスの藤川は４日、パイレーツ戦で１―０の８回に４番手で登板。１回を無安打無失点に抑え、勝利に貢献した。

　初登板初セーブを挙げた１日から中２日でメジャー２試合目のマウンドに上がった藤川。先頭の７番タバタを内角低めの直球で二ゴロに打ち取ると、続くスナイダーは投ゴロ。ジョーンズはフォークで追い込むと高めの直球で空振り三振に仕留めて、９球で下位打線を完ぺきに抑えた。

　「こっちに来て初めて投げた直球で空振りが取れた」と満足顔で振り返った藤川。この日、３―０の９回に登板した抑えのマーマルは四球を挟んで３連打を浴び、１点差に詰め寄られた。スウェイム監督は即時の守護神交代を否定しているが、藤川に対する期待は高まるばかり。藤川は「自分がチームに入って少しでも支えていければ勝率も上がるかもしれない。（セットアッパーは）非常に大事なポジションだと思っている」と話し、与えられた役割に集中する姿勢を見せた。