変形右翼フェンスに異例の野手4人クッションボール処理

[ 2013年3月18日 06:00 ]

右翼フェンスの跳ね返りを確認する(左から)稲葉、内川、中田

WBC決勝トーナメント準決勝 日本-プエルトリコ

(サンフランシスコ)
 緒方外野守備・走塁コーチが、AT&Tパークの右翼のクッションボール処理を、異例の野手4人態勢で行うことを指示した。

 同球場の右翼フェンスは高さが25フィート(約7・6メートル)で上段がレンガ、下段はラバーという特殊な構造。さらに右中間部分は客席がせり出す不規則な形をしており、打球の当たりどころによって跳ね返り方が違うため「100%対応するのは難しい」と内川は話した。

 07年の大リーグ・オールスターでは、イチローの放った打球が右中間フェンスのくぼみに当たって転々とし、ランニング本塁打となった例もある。ノックでフェンスに打球を当てて跳ね返り方を入念に確認した緒方コーチは「右翼、中堅手だけじゃなく、二塁手も一塁手も追うように言った」と説明。4人が打球を追うことで、傷口を最小限に防ぐ構えだ。

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2013年3月18日のニュース